猫と共に暮らす上で避けて通れないのが「抜け毛」問題です。
掃除しても、猫をブラッシングしても、猫の毛は抜けます。
その中でも特に困るのが、洋服やタオルに毛が着くこと!
猫の毛が服・タオルにつかないための対策をご紹介します。
面倒な対策は続かないし、効果がないことも嫌いなので、生活習慣や居住スペースを工夫することで猫の毛が服につくのを減らしています!
猫の毛にお困りの方、試せることからはじめていきましょう。
【猫の毛】仕方がない…諦めも大事!
どんなに部屋の掃除をしても。
どんなに猫のブラッシングをしても。
猫の毛は、服・タオルにつきます。
猫に限らず、ペットと暮らす上で「抜け毛」は多くの人が困っている問題です。
「猫の抜け毛をどうにか減らしたい!」と思い、色々な工夫を行っている人も多いでしょう。
猫の毛が服・タオルに着かないように色々な工夫はすべきです。
しかし、一方で「猫がいるなら、洋服やタオルが毛だらけなのは仕方がない」と諦める気持ちを持つことも大事です。
神経質になりすぎず、大らかな気持ちを持つことも大切です。
私が実践している猫の毛対策は、衣類・タオルを猫の毛から遠ざける方法です。
一度、習慣づけば、その後は苦にならず続けられることを取り入れています。
神経質になりすぎなくても対策できるような方法をご紹介します。
【猫の毛】服・タオルは「猫を近づかせない対策」が効果あり!
【猫の毛対策】①クローゼット・寝室は「猫禁止エリア」にする
我が家では、寝室とクローゼットは猫の侵入禁止エリアとなっています。
これだけで、かなり猫の毛対策は成功に近づきます。
気づかないうちに服が毛だらけ…という経験はありませんか?
猫はクローゼットやタンス、押し入れが大好きなので…知らないうちに入り込んでしまいます。
ハンガーにかかったロングコート・パンツ・スカートの裾が毛だらけになったり。
引き出しの中に猫が入り込んで、毛がたくさんあったり。
毛が着くだけじゃなく、洋服で爪とぎされたり…。
「猫の毛が洋服につく」根本的な問題解決として一番おすすめなのが「寝室・クローゼットは猫禁止エリアにする」です!
絶対的に、服につく毛の量が減ります!!
我が家の猫の立ち入り禁止エリアの見取り図▼
玄関・寝室・お風呂・洗面所は、猫が入らないようにしています。
衣類に猫の毛が付着するのは、猫の生活エリアに洋服があるから。
猫を衣類に近づけない、それが一番シンプルかつ効果のある対策です!
(掃除・ブラッシングをどんなに頑張っても限界があるんですよね)
我が家は、寝室にクローゼットがあるので寝室を立ち入り禁止にすると、おのずと洋服から遠のきます。
また、猫と寝室を分けるだけで、ベッドシーツ・布団に着く毛がゼロに近づきます。
布団に着いている毛がパジャマに着く…という流れもなくなります。
ただ、間取りの問題・猫の性格・飼い主の気持ち…色々な理由で、「寝室・クローゼットを猫禁止エリア」にできない場合もあると思います。
そんな時にできる対策もご紹介します。
<寝室・クローゼットを猫禁止にできない場合>
- クローゼットの扉を閉める
- 洋服にチャック付きカバーをかける
- 引き出し(タンス)を活用する
まず、クローゼットやワードローブの扉は締めておくのが基本!!
でも猫はどうにか開けようとします。
そして、必ず開けてしまいます。(人間が閉め忘れることもある)
扉を開ける対策として「ドアロック」がおすすめです。
happilax ベビーガード チャイルドロック 子供 安全 ストッパー 引き出しロック 透明 6本(Amazon▼)
赤ちゃんのイタズラ防止グッズが、猫にも使えます。
また、完全にクローゼットの扉を閉めておけない場合は、洋服にカバーをつけた方がいいですね!
数点ずつまとめて入る洋服カバーなどを使い、なるべく多くの洋服を守ります。
アストロ 洋服カバー ワイド スーツサイズ グレー 不織布 透明窓 防虫剤ポケット付き 底までカバー まとめて収納 167-10(Amazon▼)
100均などの薄い不織布カバーを試したこともありますが、すぐに爪とぎでボロボロになりました。
分厚くて丈夫なカバーの方が安心です。
あとは、タンスや衣装ケースなどの引き出しを活用して、猫が洋服に触れない収納を心がけます。
引き出しを開けてしまうタイプの猫ちゃんがいる場合は、一つずつ「ドアロック」や「ストッパー」を使う必要があるかもしれません。
飼い主が着ている洋服に毛が着くのは仕方がありませんが、保管している衣類に毛が着くのは改善する余地があります!
洋服に毛が着かなくなると…本当にストレスがなくなります。
コロコロのしすぎで洋服が傷むこともないし、猫の毛が原因で選べない洋服もなくなります。
「寝室・クローゼットから猫を遠ざける対策」ができそうな方には、ぜひ実践してほしいです!
- 寝室・クローゼットに猫を近づけない。
- クローゼットを猫が開けられないようにする。
- 洋服をカバーに入れて保護する。
- 引き出しに服を入れ、猫が衣類に触れない収納をする。
猫を四六時中、ケージに入れる飼育方法は反対しています。
我が家は、あくまでも寝る時だけケージに入れています。
- 参考記事 >> ケージ飼いで猫も人間も幸せ!慣らし方やメリット、注意点を紹介
【猫の毛対策】②洗濯機・タオル置き場は「猫禁止エリア」にする
寝室と同じく、洗濯機やタオルのあるお風呂・脱衣所も猫侵入禁止エリアです。
洗濯機・タオル置き場を猫侵入禁止エリアにすると、付着する毛が大幅に減ります!
タオル置き場が猫の生活エリアだと、どう対策をしても毛が付着してしまうんですよね。
タオルに猫を近づけないことが重要です!
洗顔後、タオルで顔を拭いたら猫の毛だらけ…。
目に入ったら痛いし、顔から毛を取るのが大変!
そんな経験、ペットを飼っていたらありますよね。
もちろん、我が家でもあります。
猫の侵入禁止エリアを作っても、猫の毛を撲滅するのは無理なんです…(笑)
しかし、毛の量はかなり減らすことができます!
以前は、洗面所やお風呂も猫が好きに出入りしていました。
そうすると、タオルを収納している引き出し・棚に入り込んだり…
カゴに入れている洗濯物の中に入り込んだり…
人間が予想もしない行動を猫はします。
飼い主ができる対策は、なるべくタオル・洗濯物に猫を近づけないようにすることです!
【猫の毛対策】③服は外出用・部屋用に分ける
我が家は、外から帰ってきたらまず部屋着に着替える習慣を付けています。
外出用の洋服ではなく、部屋用の服に着替えてから猫に会う!
服を外・内と明確に分けるだけで、猫の毛が着くのを遠ざけることができます。
もちろん、それでも家から出る直前にコロコロは必要です。
対策をしていても、猫の毛はふわふわ飛んできて…付着します(笑)
しかし、外出着に数えきれないほどの毛が付着することはなくなりました。
外出用・家用と服装を分ける方法は、誰もが取り入れやすい対策だと思います。
寝室やクローゼット、タオルの収納場所が猫の生活圏内だとしても、効き目はあります!
- 家の中では、部屋着のみ!
- 帰ってきたらすぐ着替える習慣をつける!
【猫の毛対策】④服・タオルを床に置かない
服やタオルを床に置く癖がある人は、それを改善するだけでも猫の毛対策になります。
いくら掃除をしていても、知らないうちに床は猫の毛が落ちています。
猫の毛が落ちている床に、洋服・タオルは置かない!!という習慣をつけましょう。
我が家では、入浴後のバスタオルを部屋に持ち込まないようにしています。
バスタオルは、猫の侵入禁止エリアである脱衣室に置いておきます。
濡れた髪を拭くために、小さなタオルだけは肩に掛けてます。
本当なら、髪を先にドライヤーで乾かせば…タオルは必要ないんですけどね。
それが面倒なので、タオルは持ち込み可としています。
ただし、小さなタオルも床には置きません!
小さな習慣ですが、床に衣類を置かない!というのは大事だと思います。
- バスタオルを部屋に持ち込まない!
- 床にタオル・衣類を置かない!
【猫の毛】服・タオルは「洗濯でできる対策」をおこなう!
毎日、猫の毛を取り除いてから洗濯するのは難しいです。
そのため、服やタオルに猫の毛が着いた状態のまま洗濯することになります。
洗濯の時にできる猫の毛対策をご紹介します。
【猫の毛の対策】①洗濯物の量は少なめ、すすぎは2回!
ペットの毛を洗濯で落としたいなら、一度に洗濯する量を少なくする必要があります!
洗濯槽いっぱいの服・タオルを洗っても、猫の毛は落ちてくれません。
なるべく洗濯物の量は少ない状態で洗います。(6割程度の量が目安)
また、「すすぎ」は2回が良いです!
最近は、「すすぎ1回」用の洗剤も販売していますが…猫の毛を落とす機会を増やすために「すすぎ」は2回必要です!
以前、洗濯機の設定を全く気にしていなかった時は「すすぎ1回」でした。
気付いてから2回に変えたら、多少なりともタオルに付着している毛が減ったので効果はあったはず。
- 洗濯物は6割の量で洗う!
- すすぎ2回!
【洗濯の対策】②「洗濯ボール」・「くず取りネット」で猫の毛を取る
洗濯機の中に「洗濯ボール」や「洗濯スポンジ」を入れて洗濯すると、ペットの毛が取れます。
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猫の毛(ペットの毛)が絡まりやすいスポンジになっていて、洗濯物と一緒に入れて洗うだけで毛を取り除いてくれるんです。
ただ、100均のダイソーなどで販売している洗濯ボールはドラム式洗濯乾燥機には使えません!
私も実際に「ダイソーで洗濯ボール買ってみよう」と探したんですが…ドラム式用ではないとのこと。
また「洗濯スポンジ」は、ドラム式だと効果が薄い…と感じる人も多いようです。
スポンジがないよりは入れた方が毛を取ってくれますが、大量にごっそり…は難しいようです。
我が家が使っていて効果を感じたのは「洗濯槽のくず取りネット」です!!
洗濯機には、元々フィルターが必ずついています。
それとは別のフィルターを設置して、水面の毛を取るために設置したら…怖いぐらいに猫の毛が取れるようになりました!
くず取りネットは、ドラム式洗濯機には使えないので現在は使用していませんが…本当に驚くほど取れます。
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ドラム式洗濯乾燥機で、ペットの毛がついたまま乾燥させると…フィルターに毛が詰まったり故障の原因になります!
というか、私はやらかしました。(でも、自分で対処できました!)
みなさん、お気をつけください。
【洗濯の対策】③静電気を抑える(柔軟剤・洗剤)
猫の毛は、静電気によって引き寄せられることが多いです。
なので、静電気を抑えることで猫の毛を着きにくくさせる方法もあります。
静電気防止効果のある柔軟剤を使ったり、ペットの抜け毛専用の洗剤(柔軟剤)を使ってみてください。
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と言いつつ、我が家は柔軟剤を使用しない家庭です…。
柔軟剤の吸水しない感じが苦手で。
残念ながら柔軟剤を使用していないので、どう変化するのか違いが分かりません。
ただ、ペットの布製品を洗う専用の洗剤は気になっています。
猫のベッド・猫の布団を洗うのに良さそう。
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飼い主の服は、毛が付着しにくくなる洗剤「リモサボン」が気になります。
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【洗濯の対策】③目の細かいネットに入れて毛を着けさせない
洗濯中に毛が離れたとしても、洗濯が終わるまでのタイミングで再び、毛が着いてしまいます。
それを防ぐために、洗濯する時には目の細かいネットに入れるのもおすすめです!
目の細かいネットに入れるべきなのは、大事な衣類・タオルなどです。
我が家では、大事な衣類はネットに入れて洗うようにしています!
タオルまで入れるのは面倒なので、そのままですが…。
【洗濯の前後にできること】服・タオルの猫の毛を取る!
ちょっと面倒ですが、洗濯の前後にできる対策もあります。
<洗濯前にできる猫の毛対策>
- 洗濯機に入れる前に、パタパタ振って毛を落とす
- コロコロ粘着シートをかけておく
私は、タオルを軽く振ってから洗濯槽に入れるぐらいしかしていません。
コロコロかけてから洗濯するなんて…かなり面倒で続きません。
洗濯後にできる猫の毛対策は、地味に毛を取る!
<洗濯後にできる猫の毛対策>
- 毛の固まりを取る
- コロコロ粘着シートをかける
タオルは、光にかざすようにすると猫の毛が小さなかたまりになっているのが見えます。
たまに暇な時、その小さな毛玉をタオルから取り除いています。
(毎回なんて面倒すぎて無理ですが…)
その時、粘着シートでコロコロまですると…タオルの猫の毛はかなりなくなります。
タオルの毛をなくすために毎回コロコロするのは無理ですが、時間のある時なら「やろう」と思えます。
それか、洗顔後の顔に猫の毛がたくさん着きはじめたら「そろそろタオルの毛を取らなくちゃ…」と思えます(笑)
一番おすすめなのは、やはり「服・タオルに猫を近づけない」という対策です!
猫の禁止エリアをつくるためには、フェンスや扉が必要です。
我が家では玄関に設置していますが、ウォークインクローゼットの入り口に設置すると良さそう。
- 参考記事 >> 【猫】玄関ペットゲートを1万で購入!高さ120cmの体験レビュー
感想
猫の毛が服・タオルにつくのは、避けて通れない問題です。
ある程度は諦めが必要ですが、猫を服・タオルに近づけないように工夫することで改善できます!
我が家では、寝室・クローゼット・浴室・洗面所を猫が入れないようにしてから猫の毛でイライラしたり悩むことがなくなりました。
また、猫がいる空間に衣類・タオルを持ち込まないことも大事だと思います。
外出したままの服で過ごさない、床に衣類を置かない…小さな対策ですが、持続することで効果はあると思います。
洗濯で猫の毛を落とすのは100%は無理なので「落ちたら良いな」と思う程度で取り組んでいます。
猫の毛が服につくのは嫌ですが、猫が悪いわけではないので…あまり神経質にならないようにすることが重要です。
猫も人間も心地よい生活を送れるように、飼い主側が対策してあげるべきですね!
ありがとうございます。