【戸建て/マンション】比較した結果、戸建てを選んだ!
【戸建て/マンション】子なしの2人暮らしが選んだのは狭小戸建て!
家を買おう!
何年も思ってきました。
でも、「戸建てが良いのか」「マンションが良いのか」なかなか決められませんでした。
周囲を見回してみても、戸建てを選ぶ人・マンションを選ぶ人…それぞれです。
決められない!と何度も話し合っては答えがフラフラする…を繰り返しましたが、子供がいない2人暮らしの我が家が選んだのは「戸建て」です。
漠然と「家を買おう」と話している時はマンションしか考えていませんでした。
でも、実際に話が具体的になっていくにつれて「マンションより戸建ての方が良いかもしれない」と考えが変わっていきました。
マンションと戸建てのメリット・デメリットを比較してみると、自分たちの選ぶべき住居が見つかるかもしれません。
【戸建て/マンション】メリットよりデメリットを重視すべき!
【戸建て/マンション】売りやすさ・資産価値にこだわるならマンション
戸建て・マンションで悩む人の中には、「いつか売りたい」と考えている人がいるかもしれません。
いつか売る!と決めてるなら、マンションの方が良いかもしれません。
戸建てよりマンションの方が価値が下がりにくいって言われていますもんね。
また、戸建てを買う場合はほとんどが駅から少し離れた物件になってしまいます。駅近の戸建てって高いですからね。
マンションは比較的、駅にアクセスしやすい場所に建っているものが多いので売却しやすい可能性があると思います。
我が家は、家を売る想定はしていません。
出来るなら、老後まで暮らせる家が欲しい。
購入する時に、「終の棲家にするのか?」「老後になったら他へ移るのか?」と考えておくのは大事だと思います。
将来どう生きていくのかシュミレーションしていないと、「戸建てが良い」「高く売れる方がいい」「駅近がいい」・・・要望ばかりが増えてしまい、買える物件になかなか出会えず遠回りします。
【戸建て/マンション】セキュリティ防犯面はマンションの勝ち!
なによりマンションが捨てがたいのは、防犯面の安心さ!です。
マンションに住んでいると、恐怖心を抱くことはほとんどありません。
ある程度の規模のマンションになると管理人も常駐していますし、防犯カメラなども設置されています。
戸建てを買う前は、分譲マンションに住んでいました。
分譲マンションを購入したオーナーさんの部屋を借りてました。
分譲マンションで暮らして、色々なことを感じました。
分譲マンションは管理組合がしっかりしていて、昼間は管理人や清掃員が常駐しているので安心して暮らせました。
管理組合がしっかりしていると、マンション内での訪問販売や勧誘などが禁止されていて不審者の出入りが少なく、インターフォンに出るのも緊張感がありませんでした。
何か困ったことがあれば管理人さんに聞けば良いし、いざという時は管理組合に相談もできます。
怪しい訪問販売や詐欺電話がマンション内で発生した時は、回覧板などで情報を流してくれます。
また、仮設トイレや非常食など震災時の対策も取られているのは安心感があるなぁ、と感じていました。
一方、戸建ての場合は、自分の敷地を自分で守らなくてはいけません。
家の周りを塀で囲んで、防犯カメラを設置して、セコムなどに加入していれば安心感はあるかもしれませんが…そこまでするのはお金もかかるし難しいです。
それぞれの家庭で防犯対策が必要になります。
我が家は、戸建てを選びました。
防犯面で気を付けた点は、2階リビングの物件を選んだことです。
1階にリビングがある場合、ほとんどが道路から家の中の様子が分かります。
1階リビングだと網戸にしたまま過ごすのは不用心だよね…と心配でしたが、2階リビングなら問題解決です!
1階の寝室は、寝るときはシャッターを閉めるようにすれば防犯面も安心できます。
センサー付きの照明や防犯カメラを設置することもできますし、戸建てでも出来る対策はたくさんあると思います。
【戸建て/マンション】維持費が低いのは戸建て!ローン後の支払いを忘れないで
戸建てかマンションが選ぶ時に、お金のことが気になりました。
戸建て・マンションは、どちらの方が支払いが多いんだろう??
物件金額だけをみると、マンションの方が安くで見つかる可能性もあるのかな、と思います。
ただ、分譲マンションに住んでいた経験から話すと、マンションはずっと支払いが続きます。
管理費や修繕費はもちろん、車があれば駐車場代もかかります。
住宅ローンを支払った後の老後も続きます。
しかも、管理費や修繕費はずっと値段が同じとは保証されていませんので値上がりする可能性もあります。
戸建ての場合も定期的なメンテナンスや修理は必要になりますが、それは自分たちで納得して決めることができます。
「お金がないから、少しグレードを下げた修理にしよう」とか「来年まで我慢してからリフォームしよう」など。
でも、マンションの場合は住民みんなで決めていくので個人の意見を反映させるのは難しいです。
修繕する場所、優先順位・・・全てのことを自治会で決めていきます。
もし、管理費が安くて駐車場代が0円という好条件のマンションがあったとしても…我が家は戸建てを選ぶと思います。
その理由は、「他人とお金を共有するのが大変そうだから」です。
毎月払っていく修繕費を、正しい形で使ってくれない自治会だった時…「マンション辞めれば良かった」と後悔するだろうな、と思ったんです。
(知人のマンションで、自治会による私的な使い込みがあり大問題になっていました…)
でも、これも単なる可能性なんですよね。
マンションと戸建てで、維持費がどれぐらい違うのか?というのは大事なことですが、それだけで決めるのは危ないです。
どちらのデメリットなら受け入れられるだろう?という自問してみると良いと思います。
【戸建て/マンション】人口が減っていくと限界マンションになる可能性がある?
我が家がマンションをやめたのは、日本の人口が減っていくことが不安だったからです。
そんな大きな話?と思うかもしれませんが、分譲マンションで賃貸として暮らしていく中で感じた不安がいくつかあります。
- マンションが古くなっていくと修繕が大変。水道管は変えられない!
我が家が借りていたマンションは、築50年近くの古いマンションでした。
でも、きちんと大規模修繕工事を何度もしているおかげで不便なく暮らせました。
管理組合がしっかりしていると、修繕工事やメンテナンスも心配ありません。
ただ、外側の修繕はできても水道管などの配管工事は難しいんだな…と感じました。
と言うのも、色々な階で水漏れが起きているからです。
一年のうちに数件は水漏れがおきています。
7階から2階まで排水管を伝って漏れていて全ての部屋で修繕が必要になったケースも見かけました。
(修繕費は各自の保険で払うことが多いようでした。)
水漏れの原因を特定するために調査費用を何万円もかけて行いますが、原因が不明のまま終結する事例もありました。
(調査費はマンションの修繕費から払われているようです。)
配管工事が簡単にできる構造のマンションなら良いですが、そうじゃない時は…大変かもしれないと思いました。
50年前のマンションと、今のマンションでは資材などに大きな違いもあると思うので心配しすぎてるだけかもしれません。
ただ、長く住めるマンションを選ぶ目をもつことは必要だと感じました。
- 住人が少なくなると修繕できなくなる可能性がある。限界マンションへ…
我が家が住んでいたマンションは大きな駅の近くだったので、空き部屋は少なかったです。
でも、もし住人が減少していくと…修繕金や管理費が集まりません。
そうなると、管理人や清掃員は常駐できませんし、大規模な修繕工事もできなくなります。
中には修繕費を支払わない世帯もあるんですよね、悲しいことに。
我が家が住んでいたマンションでも修繕費を払ってない世帯が複数あり、トラブルになっていました…。
修繕費を払っていなくても、マンションのメンテナンスはその人の部屋も行います。
ベランダの柵を新しくしたり、廊下通路の床をやり直す時、修繕費が未払いの部屋だけ何もしない…というわけにはいかないみたいです。(修繕をしないと、その部分が古くなり、結局はマンション全体に害が出る)
修繕費を払わない世帯が増えたり、予想より修繕費がかかる場合は、修繕費の値上げが行われます。
修繕ができないマンションは、見た目だけでなく住むのが危険になり、より住人は減っていきます。
そんな劣化したマンションから引っ越すだけの金銭的な余裕があればいいですが…将来のことは分かりません。
- 住人が高齢化していく!
築50年のマンションだと、高齢者が多く暮らしていました。
賃貸に出されている部屋も多いので半数が高齢者、半数が若い世帯…という感じでしたが、自治会の管理組合メンバーは明らかに高齢化しています。
賃貸の人は自治会メンバーにならないので、高齢化しつつあるメンバーでどうにか回している状態みたいです。
自治会が正常に働かなくなるとマンション運営は難しいと思います。
(よその会社に管理を任せる方法もありますが、自分たちのお金の使い道を他人に決められると色々な問題が発生したりする…とも聞きます。)
少子高齢化の日本では、避けては通れない問題だと感じます。
我が家にお金があるなら、老後になってからマンションを買います。
築年数の浅いマンションを。
高齢者にとっては、マンションの方が暮らしやすく安全です。
そして、築年数の浅いマンションなら管理組合のメンバーや周囲の住人の年齢も若いはず。
それなら安心して暮らせそうです。
修繕費や管理費を払っても悠々自適に暮らせるぐらいお金があれば、ね。
【戸建て/マンション】老後は階段を上がれない!リフォーム前提で考える
マンションの将来的なデメリットを紹介しましたが、戸建てもデメリットはあるんですよね。
- 戸建ては2階へ上がれなくなる不安がある
年を取ると家の中の階段を使えなくなる可能性があります。
平屋を建てられる地域なら、ぜひ平屋が良いと思います。
老後も引っ越す必要がありません。
ただ、都会になると2階建て・3階建ては当たり前なんですよね。
我が家の住む地域も、2階建て・3階建てばかりです。
でも、3階建てだけは最初から除外して探していました。
子供がいたなら3階建てじゃないと部屋数が足りなかったかもしれませんが、大人2人暮らしなら3階は必要ありません。
せめて2階建てじゃないとダメだ!という思いで探しました。
住居の中に階段がない方が良いのなら、マンションが当てはまります。
でも、階段のある戸建てでも1階だけで生活できるなら問題はありません。
1階にキッチン・お風呂・トイレ・寝室があるなら老後も怖くない!
それは今すぐの話ではなく、将来的に1階で生活できるようになれば問題なし、ということです。
ただ、1階にキッチン・お風呂・トイレがある物件はあると思いますが、寝室になりうる部屋まである物件は…少ないんですよね。
(1階にすべて必要な部屋があるということは広いということで、つまり高額な物件が多い…)
老後の問題点が分かっているのに、2階リビングを買った我が家。
将来、階段を使えなくなったら1階で生活します!
1階にお風呂・トイレ・2部屋あるので、1部屋をキッチンにリフォームすれば、1階で生活できるんじゃないかな?と思っています。
小さな簡易キッチンを設置して、冷蔵庫やレンジを置けば十分だと思うんですよね。
老後の生活だけを考えたらマンションが絶対良いです。
でも、戸建てでも老後が暮らせないわけじゃない。
老後のことを想定した上で、物件を選べば大丈夫。
我が家は、近所にスーパーがあります。
車もあるし、遠くのスーパーまで歩けるのでどうでも良い…と思っていましたが、老後は大切なことです。
宅配サービスなどもありますが、すぐ近くにスーパーがあるだけで便利さが違うと思います。
あと、坂道エリアは避けました。
若い時は、ある程度の不便さは飲み込める。
大事なのは、体が老いた時に快適に暮らせるか。
それは階段やスーパーのことだけでなく、支払い面でも大事なことです。
そして、戸建て・マンションのどちらのデメリットなら受け入れられるか?
メリットよりデメリットに注目してみると、自分の本心が見えてくるかもしれません。
感想
我が家が戸建てを選んだということもあり、メリット・デメリットを紹介しましたがマンションに厳しめな感想が多くなりました。
築50年の分譲マンションに住んでいたので、マンションのデメリットを肌で感じすぎたのかもしれません。
マンションも良いんです。
お金が老後もある!って確定してるなら、マンション一択です。
(もしくは、老後になってからマンションを買う)
でも、そうじゃないので戸建てを選びました。
物件の価格より大事なのは、デメリットを許容できる方を選ぶことだと思います。
参考になれば幸いです。
ありがとうございます。